
オルタードよりも優先すべき
最重要スケールの1つ
枯葉をもっとジャズらしいサウンドに弾けるようになりたい。でもどうすれば良いのか分からない。
そんな人は、Gmスケールだけではなく、Gハーモニックマイナースケールを練習してみてください。
枯葉に出てくるコードの中で、Gmスケールでは弾けないコード、それが「D7」というコード。
「D7」の3度の音は「F#」。これがGmスケールには含まれない音なのです。ではこの音はどこから来ているのか?
答えは、Gハーモニックマイナーです。Gハーモニックマイナーの7つ目の音が「F#」なのです。そしてGハーモニックマイナースケールの5番目のダイアトニックコードが「D7」というコードになります。
枯葉に出てくるD7はGハーモニックマイナーのダイアトニックコードである。ですから、D7を弾く時には、Gハーモニックマイナーを使ってフレージングするのが本来の正解であると言えます。
もちろんオルタードスケールやコンディミなどを使っても良い場面でもありますが、一番下の土台部分がハーモニックマイナーであることは理解しておかなければいけません。
これは全てのマイナーキーの曲に言えることです。マイナーキーの5度セブンのコードは、そのほぼ全てがハーモニックマイナーから来ています。
あなたは、ハーモニックマイナー練習しますか?それともハーモニックマイナーを捨てますか?
このコースであなたが学べること

HMP5↓をマスターする
ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ、通称HMP5↓。ハーモニックマイナーは、セブンスコードの時に使うスケールとして覚える必要があります。
マイナースケールではなく、HMP5↓として理解し、使えるようになることがまず最初のステップになります。

b9から5度へ着地する
HMP5↓の特徴であるb9から次のコードの5度へ着地するフレージング。これはジャズらしさを強く表現するための、1つの大きなフレージング手法となります。
その他にも、HMP5↓を使って3度へ着地するフレージングなど、アドリブの実践で使いやすい運指やフレーズを習得します。

アドリブ例から実践へ
このコースではハーモニックマイナーを使ってフレージングをしたアドリブ例を4曲紹介しています。
マイナーキーの曲のⅤ7で使う場合、そしてメジャーキーのセカンダリードミナントで使う場合の実践例を掲載しています。アドリブで使った時にどのようなサウンドがするのかを実演を交えて紹介します。
実際のカリキュラムをお見せします
コースカリキュラム
コースをご購入後すぐに全てのコンテンツをご覧いただけます。
- ハーモニックマイナースケールの基礎知識 (2:20)
- ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコード (3:30)
- 6弦ルートのハーモニックマイナーを弾く (2:59)
- 5弦ルートのハーモニックマイナーを弾く (2:23)
- HP5とは?どこで使うスケール? (1:35)
- HP5の構成音 (2:19)
- そもそもなぜ完全5度下のハーモニックマイナーを弾くの? (4:17)
- 何のハーモニックマイナーを弾けば良いか瞬時に分からない場合 (3:15)
- 7thコードのルートから見たHP5の構成 (4:39)
- 7thコード目線から見たHP5のポジション (3:05)
- ミクソリディアンb9,b13という考え方 (3:15)
- Circle of 4thでHP5を練習する (3:10)
- コードトーン+b9・b13の考えでポジションを把握する (3:45)
- マイナーのツーファイブをハーモニックマイナーで弾く (3:42)
- HP5+#9(ミクソリディアンb9,#9,b13)という考え方 (6:16)
- コードトーン+b9・#9・b13で考えでポジションを把握する (2:44)
- Ⅲm7-Ⅵ7-Ⅱm7-Ⅴ7の「Ⅵ7」でHP5を使う (3:02)
- Ⅵ7では何のハーモニックマイナーを弾くべきか (3:03)
- b9→5thに解決する圧倒的な着地感 (3:00)
- b9→5thに解決するフレージング例 (2:11)
- 実践で使える1オクターブ分の運指【3度へ着地】 (3:24)
- 実践で使える1オクターブ分の運指【5度へ着地】 (2:55)